オーガニックパールの美しい理由

BRILLIANCE+オーガニックパール

美しさの理由

美しさの理由01 ありのままの煌き「無調色」

ブリリアンスプラス オーガニックパールは、一般的に行なわれる“調色”加工は行っていません。

通常、市場に出回る殆どのアコヤ真珠は、赤い染料で染色をして好みの色に調色されます。これは真珠本来の色ではありません。※調色は染料を核と真珠層の間に置いて色を調整することで、真珠層自体を染色するものとは異なります。

ブリリアンスプラス オーガニックパールは、真珠が形成される過程で核と真珠層の間に付着した汚れ（有機物）を除去する“シミ抜き”処理しか行いません。このため真珠が持つ天然の“ありのままの煌き”が特徴です。

美しさの理由02 「越し物」ゆえの厚い真珠層が美しさの源

「夏を二度越す」という意味の“越し物”真珠。養殖期間を15ヶ月～22ヶ月をかけて育む真珠のことで、真珠の命である「巻き」が厚く仕上がります。

当年物真珠の巻厚が（養殖期間が1年未満の真珠）0.2~～0.3mm前後なのに対して、ブリリアンスプラスでは0.7~～0.8mm前後になります。この巻の厚さが真珠独特の美しい光沢を生み出します。

真珠は養殖期間が長ければ「巻き」の厚い真珠を養殖することができますが、厚みが増える分、良い形の真珠を作ることが難しくなります。また、異常気象や赤潮などの海洋汚染や感染症などの病気などにさらされる確率も高くなるため、貝が死んでしまうリスクも大きくなります。また、真珠層が厚く形成されるときにエクボができたり、いびつな形になったりする確率も高まります。 しっかりとした綺麗な丸い形で巻のいい真珠を育てることは様々なリスクを考慮しなければいけません。

「越し物」真珠をつくるためには、当年物と比べ2年分の手術貝を吊るし育てなくてはなりません。アコヤ真珠を養殖するには、挿核して真珠そのもを育てる“手術貝”と、真珠の色や輝きに影響するピースを取り出すための“細胞貝”の2つの貝が必要です。

手術貝も細胞貝も受精させ、2年育てて使用するため、それらの貝を吊るす広大な漁場が必要になってきます。貝が健康で丈夫に育つための肥沃な漁場で、貝の状態を一番に考え、貝にストレスを与えぬよう、酸素や栄養分が十分に行き渡るように、十分な間隔を空けて貝を育てています。

ゆったりとした環境と時間が良い真珠を育む必要条件となります。 まるで子供たちを育てるように大切に2年育て準備をした貝も、全てを使用するわけではなく、養殖技術者が貝の内側（肉質）を見て破棄する貝もあります。一般的な養殖の場合は、さまざまなリスクを避けるため年越しせず水揚げする“当年物”真珠が多く流通します。

リスクを超えて作られる「越し物」のアコヤ真珠だからこそ生まれるきめ細やかな真珠層の「巻き」による輝き(テリ)と干渉色が、最高級のブリリアンスプラス オーガニックパールの美しさの源になります。

美しさの理由02-1 巻きは真珠の命

真珠層の巻き厚を「巻き」と呼びます。「巻きは真珠の命」と言われ、真珠の価値を決める、最も大切な要素です。整った巻と厚さが、美しい干渉色と光沢を生み出します。

「巻き」「輝り」「色目」は密接な関係があり、一般に「巻き」の厚いものほど｢輝り｣「色目」の優れた特徴が強く現れます。

一般の方が肉眼で「巻き」を識別をすることは難しいですが、表面上だけのキラキラとした輝き(テリ)だけではなく、真珠の奥から湧き出てくるような深みのある輝きが巻の厚い真珠の特徴です。

当年物真珠の巻厚が（養殖期間が1年未満の真珠）0.2～0.3mm前後なのに対して、ブリリアンスプラス オーガニックパールでは0.7～0.8mm前後になります。この巻の厚さが真珠独特の美しい光沢を生み出します。

美しさの理由02-2 輝り。真珠の光沢や輝き

「輝り(テリ)」は、「照り」とも表される真珠の光沢や輝きのことです。強い光沢感のあるものから、ボケとよばれる白っぽい曇った不透明なものまであります。

輝りは「巻き」と密接に関係し、巻きの厚い真珠の方が輝りは良くなります。しかし、「巻き」の厚い全ての真珠が「輝り」が良いというわけではなく、表面が滑らかで、巻の厚い真珠層が均一に積み重ねられている真珠は、奥の方から深みのある美しい干渉色と強い輝りの真珠となります。

真珠の輝きは、表面に反射するキラキラとした艶と、真珠内面から湧き出る2つの光の融合が生み出す独特なものです。

①輝りが普通の珠
②輝りが良い珠
③輝りが最高級の珠

美しさの理由03 自然の“ありのまま”の輝きが、真珠の色を決める。

真珠の色は主に、その真珠の核の地色（ボディカラー）と、真珠層による光の干渉作用によって生み出される干渉色（オーバートーン）で成り立っています。

浜揚げしたばかりの殆どの真珠は、核と真珠層の間に、真珠層の形成過程で発生する不純物などを含んでいるためにクリームの地色をしており、それら不純物を取り除く「シミ抜き」加工を行うことで地色は本来のホワイトに戻ります。

干渉色は、薄膜状に幾重にも重なり合った真珠層が光に照らされることによって、シャボン玉の表面のような虹色の輝きが光の干渉作用によって生み出されます。シャボン玉の原液は透明ですが、シャボン玉になって光があたると綺麗な虹色が生まれます。真珠も原理はこれと同じで、光のあたり方で様々な色の表情を持ちあわせていることが真珠最大の魅力でもあります。

真珠の干渉色はピンク系とグリーン系の２種色に分けられます。その発色は母貝や育成の状況による真珠層の形成状態と光のあたり方によって出方が異なります。

真珠の色の好みは、国や人種、年齢になどよって異なり、人それぞれであり単一色だけで真珠の価値を決めるのは適当ではありませんが、無調色であるブリリアンスプラス オーガニックパールは、一般的に行なわれる調色真珠のようなピンク色が強い色目ではなく、ピンクとグリーンの二つの干渉色が交じりあうことで生まれる輝りのある「ブルーイッシュ・ピンキッシュ ホワイト」系を主に使用しています。自然のありのままの干渉色と真珠内部から湧き出てくる艶のある輝りが最大の特徴です。

※干渉色が真珠の色を生み出しています。光のあたり方、光源環境下では異なった色目になることをご留意ください。

美しさの理由04 “無調色”、“厚い巻き”が輝きと経年劣化をとどめ真珠の光沢を保ちます。

真珠はダイヤモンドのような硬い鉱物に比べると柔らかく繊細ですが、本来は丈夫で長持ちするものです。ただし無機質な他の宝石と違い、有機質な真珠層は酸や他の化学物質に弱く、輝きを逸しやすい性質があります。

養殖期間の短い当年物真珠など、巻の薄い真珠は、酸による浸透が真珠層を痛め、剥がれたり変色・変質がみられることがあります。また、殆どの真珠に施される「調色」加工には染料が用いられますが、その染料の色素が時間の経過と共に抜けていくことで、真珠の連相に乱れが生じ経年劣化のような状態になることがあります。

ブリリアンスプラス オーガニックパールは、無調色、越し物の真珠です。厚い真珠層がありのままの輝きと経年劣化をとどめ真珠の光沢を保ちます。

美しさの理由05 形

自然環境で育まれる真珠は、2つとして同じものがなく環境によって様々な形になります。

真珠は一般的には丸い珠、なかでも真円に近いものが最上とされています。丸い真珠以外にも様々な「形」があり、ドロップやセミラウンドなどは真円にも勝るとも劣らないほど非常に美しい珠もあります。

楕円のオーバル形、三角形のトライアングル、ボタン形のようなユニークな形もあります。

形の崩れた不定形なものはバロックと呼ばれ、その独特な形が唯一無二のバロック真珠としてヨーロッパや真珠愛好家には根強い人気があります。

美しさの理由06 キズ

真珠は自然の産物です。真珠層が形成される過程で天然のキズができてしまいます。シミやエクボ状のへこみ、突起など真珠表面の滑らかな美しさを損なうものを総称して「キズ」と呼びます。キズの程度、種類、場所などで真珠の価値は大きく左右され、キズの少ない真珠は希少性が高くなり、価格も高価になります。

ブリリアンスプラス オーガニックパールは無傷やほぼ無傷のグレードを厳選してジュエリーに施します。

美しさの理由07 サイズ

一般的に品質が同じであれば、珠が大きいほど価値とともに高価となります。

サイズは、珠の直径をmm（ミリ）で表します。表記は、ネックレスの場合、センターの珠（一番大きい珠）の最小値とスソの珠（一番小さい珠）の最小値を計ります。ネックレスの長さを表す単位は、インチ（inch）表示になります。リング、ペンダント、イヤリング・ピアスなどの１ヶ珠の製品の場合は、その珠の最小値を計ります。※写真は、7mmと8mmのネックレス。

美しさの理由08 連相

真珠ネックレスの個々の品質や形の揃い方、全体の均一性のことを「連相」といいます。自然環境で創られる真珠は、一見同じように見えて二つとして同じ品質のものがありません。微妙に違う品質の真珠の中から、同じような品質の珠をバランスよく揃えネックレスに組み立てていきます。

形や色、輝り、巻きなど真珠のすべての品質を均一にすることで、より美しく価値のあるネックレスに仕上がります。一本のネックレスを組み立てるのに、それぞれの品質の選別を全て人の手で、数十回も繰り返し組み合わせ仕上げていきます。

微妙な色や形の違いも、機械ではなく人の目と技術が伴って美しい連相が可能となります。「連相」が悪いと、大きさや形にバラつきがあったり、色ムラなどができてネックレスの美しさに大きく影響を及ぼします。

一方、美しく揃った真珠は、隣り合った珠同士がそれぞれの良さを引き出して全体の美しさを醸しだしてくれます。最上の珠で、最高の技術が美しい連相を生み出します。

美しさの理由09 良い真珠のために、良い海と良い山づくり。

真珠が育つ最適な海の環境を守るため、湾内の全ての漁業権を独占して真珠を育てています。

生活用水は、一度綺麗に濾過してから海に流し海洋汚染の防止に努め、河川からの汚染流入を防ぐため、河川のない湾を漁場として選びます。一方で、河川の無い湾で真珠貝を育てるために、肥沃な森と豊富な雨が必要になります。湾周辺の山林に積もった栄養分を含んだ腐葉土が、雨と共に海に注ぎ込まれ、真珠貝にとって最高の栄養をもたらします。海の環境だけではなく、漁場周りの山林も保全管理をしています。

高品質なアコヤ真珠を安定的に供給するために海や周辺環境の管理を徹底的に行っているのです。