婚約指輪 爪の形
婚約指輪(エンゲージリング)の小さく狭いスペースにも様々なデザインバリエーションがあり、僅かなデザインの違いでも見た目の印象が変わります。 そんな印象を決める小さな違いの一つに、ダイヤモンドを留める「爪」の形があります。
ジュエリー用語で用いる「爪」とは、婚約指輪のダイヤモンドや宝石を留めている地金部分のことを指し、代表的なものは宝石の周辺を6本や4本の爪で留めるもの、その爪の形状にも丸い形やカギ型になっているものなど細かく分類されています。
4本爪
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4本爪は四隅に爪を配置して留めているものが代表的なデザインになります。爪数少なく見た目が少し四角くみえることから落ち着いた印象になります。控えめでベーシックなリングをお好みの方にお薦めのデザインです。
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6本爪
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6本爪はダイヤモンドのまわりにぐるりと爪を配置するため、ダイヤモンドを視覚的に丸く見せる効果があり代表的な留め方になります。見た目に柔らかい印象になり女性らしい優しい雰囲気がお好きな方にお薦めのデザインです。
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8本爪
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8本爪は一般的なものに比べ爪数が多いため、きらきらとした輝きがミルグレインを思わせる繊細なデザインになります。爪の本数が増えるごとにシャープな印象からより柔らかな雰囲気に。王冠のようなクラシカルな佇まいが愛らしい、ほんの少し個性的なリングがお好みの方にお薦めです。
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覆輪（ふくりん）留め
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ダイヤモンドの外周を地金で伏せこむ“覆輪留め”。爪留めと違って、外周を覆うことで引っかかりが少ないデザインとしても人気があります。外周に地金が反射して指輪全体が大きく見え、ソリッドなデザインが多いことからモダンでシャープな印象のリングが多いです。
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丸爪とカギ爪
代表的な４本爪・6本爪ですが、その形状である丸爪とカギ爪では印象が違ってきます。丸爪はその名の通り、小さく丸みを帯びた爪で全体の見た目が柔らかい印象になります。カギ爪は対照的に細く小さく爪があまり目立たないため、ダイヤモンドだけが強調されすっきりとシャープな印象になります。1960~70年代の婚約指輪は、爪も大きくしっかりとしたものが多く、小さなダイヤモンドを爪で大きく見せるものも少なくありませんでした。爪が大きいため、シャトンに高さができひっかかりやすくなるのが難点でもありました。最近の婚約指輪のデザインは、使いやすさを考慮したものが多く、丸爪・カギ爪のような小ぶりで目立たない爪が主流となっています。