婚約指輪(エンゲージリング)選びで覚えておきたい用語
- 更新日:2023.07.25
この記事の概要は…
婚約指輪を探し始めたばかりの方へ
目次
大切なプロポーズに向けての婚約指輪選び。ジュエリーショップに行って緊張で真っ白、そんな状況にならないために、ぜひ覚えておいていただきたい専門用語があります。
男性の場合は特に、これまでにジュエリーを購入したことがなかったり、ダイヤモンドを見るのも触るのも初めてという方が大半ではないかと思います。
多くの方が、婚約指輪を機に初めてじっくりダイヤモンドやジュエリーに接するのではないでしょうか。
ジュエリーやダイヤモンドは高額なイメージもあり、わからないことが多い中でお買い物をするのは不安になることも多いことでしょう。
お相手がこれから一生愛用する婚約指輪。お相手に喜んでもらえることはもちろん、贈る側である男性もしっかり納得して購入できることが大切です。
婚約指輪の基本をしっかり理解して、お相手の好みやライフスタイルにあった婚約指輪を納得いくまでじっくりと選んでいただきたいと思います。
ダイヤモンドの品質基準や婚約指輪のパーツの名称は、普段聞きなれない用語ですが、婚約指輪を選ぶ際に知っていると便利です。
各部の名称やリングの特徴を覚え、きちんと伝えることができたら、理想のリング探しももっとスムーズに、また楽しくなってきます。
まずはダイヤモンドを選ぶ際に重要になってくる、ダイヤモンド品質基準の4C(ヨンシー/フォーシー)からご説明します。
ダイヤモンドの品質を決める4Cとはカラット、カット、カラー、クラリティの頭文字を合わせた総称のこと。GIA(米国宝石学会)の品質評価国際基準に基づき、4つの要素のコンビネーションで評価されています。
ダイヤモンドの重さを表す単位。1ct(カラット)は0.2g(グラム)です。4Cの中でカラットは最も違いが見た目で分かりやすい基準です。
ダイヤモンドの輝きに最も影響する大切な要素。婚約指輪のダイヤモンドのカットとして最も人気のある「ラウンドブリリアントカット」は、ダイヤモンドが最も効率よく光を反射し、美しく輝くように開発された形です。
ラウンドブリリアントカット以外にもファンシーシェイプという様々な形がありますが、カット評価はラウンドブリリアントカットだけに適用されます。
全体のフォルムであるプロポーションと、2つの仕上げの要素であるポリッシュ(研磨状態)・シンメトリー(対象性)、それぞれを5段階(Excellent、Very Good、Good、Fair、Poor)で評価して組み合わせを総合的に評価します。
ダイヤモンドの色を評価する基準。ダイヤモンドは一般的に無色透明に近いものほど美しいと言われます。
カラーはD〜Zまでで評価され、Zに近づくに従ってだんだんと黄味帯びた色になってきます。Dカラーが無色透明で最も高いカラーグレードです。
ダイヤモンドの内包物を評価する基準。無傷無欠点のFLクラスから欠陥のIクラスまで11段階あり、10倍拡大下で内包物がどのように見えるのかということが判断基準になります。
基本的には、SIクラス以上であれば肉眼では内包物が見えないダイヤモンドということになりますが、カラットが大きくなればSIクラスでも肉眼で内包物が見えるものもあります。
小さな原石<大きな原石
悪いカットのダイヤモンド<良いカットのダイヤモンド
黄ばんだダイヤモンド<無色のダイヤモンド
傷の入ったダイヤモンド<透明なダイヤモンド
4Cそれぞれの基準で評価しているのは、宝石の定義でもあり価値基準でもある「希少性」と「美しさ」です。
4C評価基準:希少性、美しさ
宝石の定義:希少性、美しさ、硬さ
例えば、カラット重量の大きなダイヤモンドを得るためには、希少価値の高い大きな原石が必要です(カラット評価)。
また、ほとんどのダイヤモンドにはイエローやブラウンの色味が付いているため、無色のダイヤモンドは希少価値が高まります(カラー評価)。
他にも、内包物や傷が少なく質のいいダイヤモンド原石は希少(クラリティ評価)。さらにそこから決められた美しい輝きを得るようダイヤモンドを上手くカットするには高度な技が必要で、原石の多くの部分を犠牲にする必要があります(カット評価)。
このように4Cそれぞれで高い評価を得るダイヤモンドは、必然的に価値が高く美しいものになります。
次に、リングの各名称についてご紹介します。
リングの中心に留まっているダイヤモンドのこと。婚約指輪の場合、このセンターストーンの大きさや形で全体の印象が全く異なってくるため、最も大切な要素です。
センターストーンのサイドに留まっている小さなダイヤモンド。サイドストーンがついている婚約指輪は、サイドストーンの大きさや数、色によって印象が変わってきます。
サイドにカラーストーンが留まったデザインなどもさりげなく個性的で素敵です。
ダイヤモンドを留め、支えている部分。デザイン性にも爪の形は重要です。ダイヤモンドの輝きの邪魔にならないよう、小さい爪でダイヤモンドを支える場合もあります。
あまり小さな爪の場合、強い力がかかってしまうと緩んでしまったり、持ち上がってしまうこともあるため、強度を保った爪形状にすることが大切です。
指を通すリングの輪の部分。華奢なデザインのものからボリュームのあるデザインのものまで様々です。センターストーンに次いで、全体のボリューム感を決める大事な部分です。
ある程度ボリュームのあるデザインは強度も保たれ安心して永くご愛用いただけます。
リング中央にシンプルに一粒のダイヤモンドを施したリング。ダイヤモンドの美しさが最も引き立てられる、婚約指輪の代表的なデザインです。
メレダイヤモンドがリングに贅沢に連なったリング。指に沿って並ぶダイヤモンドが相互に華やかに煌めき合います。「エタニティ」という名前は【永遠の愛】を意味しており、ブライダルリングに相応しいデザインです。
「後光、光輪」という意味のヘイロー。中央のダイヤモンドの周りをぐるりとメレダイヤモンドが取り巻き、クラシカルで贅沢な印象。
周囲のダイヤモンドがセンターのダイヤモンドの輝きを引き立て、より大きく見せてくれます。華やかな婚約指輪で世界的に人気のデザインです。
リングのアームまっすぐになっているベーシックなタイプ。他のリングと重ねて着けるたり合わせやすさも魅力です。
リングを正面から見た時にアームがS字を描くようにウェーブしたデザイン。柔らかく優美な曲線が女性らしく美しい手元を演出してくれます。
センターストーンに向けてV字を描くようなデザインリング。V字のラインは指を長くすっきりと見せてくれるため、エレガントな印象で身に着けられます。
アルファベットのXのようにアームが交差した存在感のあるデザイン。流れるような曲線は婚約指輪ならではの特別感がありながら、軽やかで優雅な印象です。
リングのアーム表面が丸くカーブしたデザイン。上品で優しく、落ち着いた印象です。手に馴染みやすく指当たりも良いため、長く愛用するブライダルリングの定番となっています。
リングのアーム表面がフラットなデザイン。硬質でシャープなフォルムが魅力的です。幅が広いリングでもすっきりとした印象で、リングサイズの大きい指にも似合います。
アームの内側に丸みを持たせたリング。肌に触れる部分が丸くなっているので、なめらかな指当たりでストレスなく着けられます。
熱や酸に強く、安定した品質の素材。白く美しい輝きは伝統的な白無垢にも似合うことから、日本のブライダルシーンでも古くから主流となっています。一生ものの婚約指輪に相応しい、上質感あふれる佇まいです。
ゴールドの代名詞のようなイエローゴールド。黄金色の明るい輝きを放ちます。ドレスアップして出かける日はもちろん、カジュアルな装いにも華やかに映えます。
優しく柔らかな輝きが魅力。温かみのあるピンクの色合いは肌に穏やかに映え、どんな装いにも調和します。特に日本人の肌に合う色合いとして、女性からの人気が高い素材です。
芳醇なシャンパンを思わせる落ち着いたゴールド。優しい控えめな色合いは肌馴染みがよく、普段ジュエリーを着け慣れない男性にも着けやすい新しいゴールド素材です。
ジュエリーの地金に施す、粒状の装飾。極小の粒が繊細で華やかな輝きを放ちます。
ラテン語で「千の粒」という意味から、永遠や長寿、子孫繁栄などと結びつけられ、クラシカルなデザインのブライダルリングやファッションジュエリーにも多く用いられる伝統的な装飾技法です。
フランス語で「石畳」の意味のとおり、メレダイヤモンド(極小のダイヤモンド)を敷き詰めるように留めたデザイン。熟練の技術と手間から生まれる、ラグジュアリーで華やかな輝きが魅力です。
今回ご紹介したのは、ほんの基礎的な部分ですが、婚約指輪を選び始めた方は、きっと目にしたことがある用語ではないでしょうか。ぜひ婚約指輪選びの参考にしていただければと思います。
大切な記念となる婚約指輪です。婚約指輪に関連する用語の意味をよく理解して、お相手がいろいろな場面でいつも身に着けたくなるような、お気に入りの素敵なデザインを見つけてください。
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