婚約指輪・結婚指輪の分割・ローン払いの割合と、押さえておきたい注意点
- 更新日:2024.12.03
婚約指輪や結婚指輪を分割払いするのはどうだろう、そう迷っている方もいらっしゃるのではないでしょうか。結婚が決まると、結婚式に新婚旅行、新居の準備…となにかと出費がかさむもの。それにいかんせん結婚はタイミングですから、出会って3か月のスピード婚などでは、どうしてもお金が足りない場合もありますよね。そんな時出てくるのが、婚約指輪や結婚指輪を分割払いで購入するという選択肢です。
この記事では指輪を「分割で買うか、一括で買うか」購入方法で悩んでいる方のために、先輩カップルはどのような選択をしているのか、その割合と理由をご紹介。さらに分割払いを選ぶのであればぜひ知っておきたい注意点もお伝えします。
婚約指輪や結婚指輪を分割で購入するか迷っているという方は、心から納得して購入方法を決められるようぜひ参考にしてみてくださいね。
この記事の概要は…
婚約指輪を探し始めたばかりの方へ
目次
婚約指輪や結婚指輪を分割やローンで購入するか決める前に、一般的な婚約指輪や結婚指輪の相場を知っておきましょう。
「ゼクシィ結婚トレンド調査2022」によると婚約指輪の一般的な相場は35.8万円、結婚指輪の相場は2人で26.1万円となっています。一般的に、婚約指輪は男性が購入し、結婚指輪は男女お互いに贈り合うパターンが多いですが、余裕を持ってどちらも男性が用意すると考えると、62万円程度の予算が必要という計算になります。
※ データ出典:ゼクシィ結婚トレンド調査2022「首都圏版」 (全国推計値)
婚約指輪・結婚指輪を実際に購入する際には、分割払いと一括払いのどちらを選ぶ方が多いのでしょうか。
ブリリアンスプラスでは一括払いで指輪をご購入されるお客様が全体の9割。対して、当社が契約しているローン会社の分割払いを利用される方は全体の4〜6%、クレジットカードでご購入されるお客様のうち分割払いを選択されるのは1割ほどです。このように圧倒的に一括購入をされている方が多いことが分かります。
ほとんどの方が一括払いを選ぶのはどうしてなのでしょうか?
様々な調査結果やSNSの投稿などでは、こんな声が見られます。
このように結婚という人生の晴れ舞台に分割払いはしたくないと感じた方が、一括払いを選択しているようです。快く結婚生活をスタートできるという、気分的な要素が大きいようですね。
また、男性が購入して婚約指輪や結婚指輪をプレゼントする場合ならば、相手に気づかれずに分割払いを選ぶこともできますが、二人で選びに行くカップルの場合は、相手への体面から分割払いにはしにくいという声も。
さらにクレジットカードで買った場合、一括払いだと手数料がかからないうえポイントが早く還元されるから、という意見も見受けられました。
一方で、婚約指輪や結婚指輪を分割払いした方は、どのような理由からその支払い方法を選択したのでしょうか。様々な意見を検証してみると、分割払いを選んだ方々の理由は
① 貯金がなかった
② 結婚式や新生活にかかるお金を優先させたかった
という2つに集約されるようです。
特に若いうちに結婚する場合は、まだ働きはじめて間もないこともあり、高価な婚約指輪を一括購入するのは難しいですよね。また、おめでた婚で赤ちゃんを迎える準備が必要、結婚式や新婚旅行に思いっきりお金を使いたいなどの理由から、優先順位の高いものに現金をまわして指輪は分割払いにするという方もいらっしゃるようです。
確かに、安定した収入が得られるならば、あえて無理せず分割払いを選ぶことで、結婚全体の資金繰りに余裕が出るというメリットがあります。
他にも「人生で1度きりの買い物だから」と予算以上の指輪を分割払いで買う方も。一生身に着けるものですからその選択にも納得感があります。
婚約指輪や結婚指輪の分割払いでの購入には、ご紹介したようなメリットがあります。
しかし一方でローンを組む分、一括払いと比べて注意点があることも事実です。後々、後悔しないよう、ここできちんと注意事項を押さえておきましょう。
婚約指輪・結婚指輪の分割払いは、実はどのお店でもできるわけではありません。また、分割のできるお店でも「カードでの分割払いしかできない」あるいは「提携しているローン会社経由での分割もできる」など対応しているサービスに差がある場合が。どんな分割払いができるのかも、利用するお店選びの参考にしてみてください。
分割払いを利用して婚約指輪や結婚指輪の支払いをする際には、ポイントが入ることからクレジットカードでの分割を利用する方も多いかと思います。
その際にはクレジットカードの上限額を念のため確認しておきましょう。
上限額が不足気味の場合は、クレジットカード会社に利用可能額の一時増額を申請することもできます。ただしこちらは
という注意点があるので、条件に当てはまらない場合はクレジットカード以外の、信販会社によるローンサービス、ブライダルローンの利用なども検討候補に加えておきましょう。
なお、一時増額を申請する際は「引き上げ希望期間」を「利用日まで」ではなく、「利用した金額が引き落とされる前日まで」とするのがおすすめです。利用した金額は引き落とし日まで利用残高として残るので、利用日までと線引きしてしまうと、せっかく申請した意味が薄まってしまいます。
婚約指輪や結婚指輪を分割で購入する際には、かかる金利額、そして支払い期間の選択も重要です。
一部の店舗では手数料が不要な分割サービスを提供していますが、ほとんどの場合は手数料が必要なクレジットカードやローンサービスを利用することになります。
確かに分割回数を多くした方が無理なく返済できますが、その分金利がかさみ返済額の合計は想像以上に膨らむことも。特に毎月の返済額を一定金額に均してしまうリボ払いは、返済の総額を把握しづらい上、分割と比べて金利が高いケースが多いため、無理な借り入れをしてしまう可能性が高まります。
リボ払いの金利は実質年率が12〜15%程度で設定してある場合が多く、12%の金利を払うと想定すると、35万円の婚約指輪では4.2万円、26万円のペアの結婚指輪では3.1万円多く支払うことになります。
安い金利額ではないため、利用には事前のしっかりとした計画作りが必要です。
金利を安く抑えたいという場合は「クレジットカードの2回払い」という手もあります。多くのカード会社では2回払いの分割であれば、手数料が掛からないことが多いです。支払いの負担を大きく減らすことはできませんが、急場をしのぐ助けにはなりそうです。
「ブライダルリングの費用ってこんなにかかるのか…もう少しなんとかならないかな」という場合は、分割払いと併せて、婚約指輪や結婚指輪自体の金額を抑えるという方向性も検討してみてはいかがでしょうか。
おすすめしたい方法は2つあります。
まずは、コストカットに注力しているブランドを選ぶということ。例えば卸業者やメーカーなどを介さず、できるだけ中間コストを削減しリングを提供しているブランドを選べば、お手頃価格もハイクオリティも叶えることができます。
もう一つは、婚約指輪を購入する際に効果的な方法です。それは、ダイヤモンドの品質を自分で選べるお店を候補に入れるということ。多くのブライダルジュエリーブランドでは、婚約指輪をダイヤモンドとリング枠がセットになった状態で取り扱っています。でも中にはダイヤモンドを自分で選べるお店も。
そこで“2C+2C”というルールに則って、ダイヤモンドの品質を決めるのです。これは、ダイヤモンドの品質を決める4つの要素のうち、見た目に違いが分かりやすい2つの要素の品質を優先させるということ。これによって価格と品質のバランスの良いダイヤモンドを選べ、満足感は高いままにコストダウンが期待できます。
婚約指輪を選びに行く前に、ダイヤモンドの品質と価格の関係性について、軽く触れておくのもおすすめです。
婚約指輪や結婚指輪を分割払いやローンで購入するということは、金利がなかったり低い場合には、良い選択肢になり得ます。けれど、10%を越える高い金利が発生する場合は、気軽に利用せず今一度
を考えてみてください。
お相手が高価なブライダルリングを希望している場合「一生ものの指輪だから、憧れを叶えてあげたい」という想いがわいて、分割払いを選びたくなるかもしれませんが、ここで立ち止まってみましょう。結婚式や新婚旅行の予算を調整して、帳尻をあわせることができないでしょうか。他にも予算を正直に話し、貯金をした上で贈るという手段もあります。
お金は、結婚というイベントだけでなく、結婚後の潤いのある生活を実現するために、とても大切なものです。二人の間にモヤモヤが残らないように配慮しつつ、将来を見据えた地に足のついた選択をできるよう、じっくりと考えてみてください。
分割払いをするのが恥ずかしい?
婚約指輪や結婚指輪をお相手と一緒に選ぶ場合、分割払いで購入するとなると「格好悪いと思われないかな」「恥ずかしい」など、不安になってしまう方も多いかもしれませんね。
そんな場合はネット購入できる店舗を選び、決済は後日ひとりで行うというのも一つの手です
婚約指輪や結婚指輪を分割払いで購入することは、きちんと計画性があれば決して恥ずかしいことではありません。
ご紹介した注意点を元に、ぜひあなたにあった支払い方法を検討してみてださい。
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