指輪の紛失や変形を防ぐ、正しいリングサイズの選び方
- 更新日:2023.07.25
大好きな彼からプレゼントされた婚約指輪や結婚指輪だからこそ肌身話さず身に着けたい!と、女性ならば誰もが思うのではないでしょうか。ですが過度に間違ったサイズ選びをしたり、乱雑な取り扱いをしてしまうと、留まっているダイヤモンドが緩んだり指輪が歪むことも。最悪の場合、石取れや紛失の原因になってしまいます。
大切な記念のブライダルリングだからこそ「正しいサイズ選び」と「丁寧な取り扱い」で、より永く美しく身に着けてください。
この記事の概要は…
婚約指輪を探し始めたばかりの方へ
目次
婚約指輪や結婚指輪を購入する際に初めて自分の指のサイズを測った!という方も多いはず。リングサイズが大きいと指とリングの間に隙間ができて歪みの原因になってしまったり、簡単に抜け落ちて紛失につながることもあります。また、小さ過ぎると指が圧迫されて着け心地や見た目も良くありません。
正しいサイズ測定を踏まえてリングを選ぶことが大切です。
指のサイズを測る道具(リングゲージ)には、いくつかの規格があります。
日本国内には一般的に普及しているJCS規格と、平成14年から実施されているJIS規格の2種類が存在しています。さらに海外では米国ブランドと欧州ブランドではサイズ規格が異なるなど、地域によっても違いがあります。
また、同じサイズ(号数)のリングでも、指輪の内部の構造や幅などの形状よって装着感が異なります。
例えば指輪の内側がフラットなのか湾曲しているかによってフィット感は違いますし、一般的に幅の太い指輪ほど大き目のサイズでないと指通りが悪くなります。
全くフィットしないサイズを購入してトラブルになることは少なからずあります。
そのため別のお店で計測したサイズを鵜呑みにせず、婚約指輪の購入を検討しているお店で、その都度指のサイズを測ってもらいましょう。
近くにお店がない場合は、リングサイズ測定器貸出サービスをご利用ください。リングゲージ、サイズ棒を貸し出しておりますので、ご自宅でも自身の指のサイズを測ることができます。
※リングサイズ測定器には、リングの内側構造・幅の違いで、いくつかの種類あります。そのためリングゲージを使用する場合はお店ごとに都度取り寄せ、測定されることをおすすめします。
大切な指輪が抜けなくなったら困る…という思いから、ゆったりしたリングサイズを選びがちです。しかしながら、ゆったりしたサイズを選ぶと装着時に指の根元で指輪がくるくると回ってしまいます。またサイズが大きく遊びがありすぎると変形の原因になることもあります。
特に毎日身に着ける結婚指輪は、手を洗う際やお風呂に入っている際は非常に抜けやすくなります。リング選びの際には、指の中で最も太い部分で引っかかるサイズをお選びください。一般的には第二関節を基準に選ぶ方が多いですが、節があまり目立たない方の場合は指の根元のフィット感を元にサイズを判断されます。
サイズ選びがしにくい場合は、まずは指がぎりぎり通る、限界まで小さなサイズを試してみるのもひとつの手です。そこから徐々に大きくし様子を見ていけば、最適なサイズを見つけやすくなります。
指輪を外すにはちょっとしたコツがあります。
まずは指の力を抜くこと。指に力が入っていると抜けづらくなります。
その上で関節に対して縦に指輪を持ち、関節の内側(手のひら側)から外側(手の甲側)に指輪を持ち上げるようにして、少しずつ前後に動かしながら、指輪を指先に向かって抜いていきます。
このコツをつかむと、ご自身が思っていたよりも小さなサイズが実はジャストサイズだった!ということもしばしばあります。
朝起きた時、夕方、寝る前と時間帯を変えて指のサイズを計測することもおすすめです。時間帯によって指のむくみ具合が異なるからです。特に、運動をした後やお酒を飲んだ翌日等はむくみが出やすくなります。
夏場など、暑い時期は水分を多くとるためむくみが出やすく、同じサイズでもややきついと感じられる方が多いです。逆に冬場は水分をあまりとらなくなるためむくみが出にくく、同じサイズでもややゆるいと感じられる方が多いです。また女性は体調の変化によってむくみが出ることもしばしば。
婚約指輪の購入を検討している時期が夏場か冬場なのかを考慮に加えてリングサイズを決めましょう。
ぴったりフィットするサイズを選ぶと指に食い込んだように見え、見栄えが良くないと大きめのサイズを選ぶ方もいらっしゃいます。しかし婚約指輪や結婚指輪は装飾品であり、日々身に着ける実用品でもあります。心地よく身に着けられるかを大切に、サイズ選びに臨んでいただければと思います。
シンプルな作りの多い結婚指輪と異なり、婚約指輪は小さな爪でダイヤモンドをセットしているため、とても繊細なジュエリーです。紛失や傷つくのを防ぐためにも、取り扱いの際には少し気を配ってあげましょう。
婚約指輪を身に着けたままで着替えをすると、セーターなどがダイヤモンドをセットしている爪に引っかかってしまうことがあります。また化粧品やヘアワックス、ハンドクリームはダイヤモンドに付着しやすく、表面の輝きを覆ってしまいます。身支度がすべて終わってから、最後にジュエリーを身に着けましょう。もちろん、帰宅後は最初にジュエリーを外してください。
指輪はとても小さいもの。うっかり外してしまって家中を探し回ったことがある!という方も多いのでは?専用ケースや専用トレイを用意して「指輪を外した時はここに置く」という定位置を決めておきましょう。旅行先などで指輪を外す際に便利なのが持ち運びできる小さなジュエリーポーチ。外出先でも指輪を外した時は必ずここにしまうという定位置を決めてください。
傷つかないようにティッシュペーパーに包み、大事にバッグにしまっておくと、ゴミと間違えて捨ててしまう…なんてことがあるかも。
体を動かす、手に負荷がかかる作業をする、そんな日は婚約指輪を身に着けずにお出かけください。家事をするとき、重たい荷物を持つときに指輪を着けたままだと変形やゆがみが生じてしまうことがあります。
ゆがみが原因で、ダイヤモンドをセットしている爪が緩んでしまうと、些細な衝撃でもダイヤモンドが外れてしまうこともあります。
また指輪をテーブルやイスにぶつけてしまう、バッグのファスナーに何度も当たってしまう、その積み重ねでリングにキズが付くだけでなく、ダイヤモンドをセットしている爪が起き上ったり変形したりすることがあります。紛失の原因にならないように婚約指輪を身に着けるときは、ゆったりとした所作を心がけてくださいね。
婚約指輪を見るたびに、大好きな彼の顔を思い浮かべると同時に、紛失しないために少しだけ指輪への気配りを意識してみてください。
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