婚約指輪のダイヤモンドを留める爪、4本と6本どちらがいいの?

婚約指輪

  • 更新日:2023.07.25
ドマーニ ソリティア リング(01218)、カーサ ソリティア リング(01221)

「婚約指輪(エンゲージリング)」と聞いて、皆さんが思い浮かべるのは、どのようなデザインですか。ほとんどの方がイメージするのは、リングのセンターにダイヤモンドが立て爪でセッティングされたデザインではないでしょうか。

このデザインは、ダイヤモンドを下からすっと立ち上がった爪でリングにセッティングすることで、ダイヤモンドをどの角度からも美しく見せてくれます。

今回は、そのダイヤモンドを留めている”爪の本数”の違いについて、ご紹介します。

この記事の概要は…

  • 婚約指輪のダイヤモンドを留める爪の本数には4本と6本が
  • 4本爪はコンサバティブで、より落ち着いた雰囲気
  • 6本爪は婚約指輪の王道
  • 爪の本数の違いはダイヤモンドの外れやすさに影響しない
婚約指輪を探し始めたばかりの方へ

4本爪と6本爪の違い

婚約指輪のデザインを決める上で、リングの形や幅、リングを着けたときの印象など、注目するポイントは人それぞれです。中でも意外な違いに驚く人が多いのが“爪の本数”です。

爪の数が4本なのか、6本なのか、たったそれだけで、リングが纏う雰囲気はがらりと変わります。

《4本爪》
4本爪は、ダイヤモンドを四隅で留めることで、ダイヤモンドがより大きく見え、落ち着いた印象になります。シンプルでコンサバティブなデザインがお好みなら、4本爪がおすすめです。

《6本爪》
ダイヤモンドの輝きを最も美しくするためにつくられた「ラウンドブリリアントカット」の丸い形に沿い、爪が留まっています。婚約指輪の王道ともいえるデザインで、その多くが6本爪です。

いずれの本数でも、近頃のデザインは昔に比べると立て爪のダイヤモンドの座(指輪の真ん中でダイヤモンドをセットする部分)が低いものが増えています。また、爪の形状も全体的に細く小さくなり、角も丸みを帯びているため、引っかかりにくくなっているのも安心できるところ。

正統派ながら、よりさりげなく、安心して着けられるものがトレンドのようです。

身支度の仕上げに着け、帰宅したら外して、ダイヤモンドが外れるリスクを回避

さて、そんな爪の本数ですが、多くの人が「数が少ない方が、ダイヤモンドが外れやすいのでは?」と、その強度を心配します。基本的には、4本でも6本でも、ダイヤモンドが外れないようしっかり留めるので、強度の違いはありません。

しかし、使い方や状況によっては、ダイヤモンドが外れてしまう可能性はどちらにもあります。20年後、30年後と、末永く愛用したい大切な婚約指輪ですから、なるべく丁寧に、注意を払って楽しむことで、外れるリスクを回避したいものですよね。

ダイヤモンドが外れる可能性がある状況といえば、引っ掛かりやぶつけるなど、ふいの衝撃が加わるパターン。たとえば、服の着脱時に衣類などに引っかかると、爪が開いて緩んでしまうことがあります。また、硬いものに強くぶつけると、金属製の爪でも折れてしまう場合も。
これにより、ダイヤモンドが外れるリスクは高まります。

ですから、婚約指輪などのジュエリーは、爪の本数に関わらずTPOに併せて身に着けることも基本です。着替えるときや、重いもの持つ、家事をするなど、婚約指輪に負担がかかる場合の装着は控えたほうが安心です。着けるなら、お出かけの身支度の仕上げに着け、帰宅したら外すのがおすすめです。

万が一、婚約指輪のダイヤモンドが外れたり緩んでしまったりした場合には、石の留め直しや爪の留め直しの修理の対応をしてくれるところもあります。選んだお店やブランドに、そのようなサービスがあるか、確認してから購入すると安心ですね。

細かなポイントですが、その本数で大切な婚約指輪の表情が変わる“爪”。選ぶ際は、注目して、おふたりにとって最適なデザインを見つけてください。

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