【普段使いできる婚約指輪】プロがおすすめする選び方
- 更新日:2024.06.11
将来を誓い合ったお相手から贈られる、心のこもった婚約指輪。せっかくの記念の指輪ですから、できればしまい込まずに身に着けたいものですよね。この記事では、普段使いしやすい婚約指輪の選び方と、婚約指輪の生活への取り入れ方、扱い方のコツなどをご紹介します。
これから婚約指輪を探す方も、すでにお持ちの方も、ポイントを押さえて「婚約指輪のある生活」をより楽しんでみませんか。
この記事の概要は…
婚約指輪を探し始めたばかりの方へ
目次
そもそも婚約指輪を普段使いしても良いのでしょうか?
確かに、婚約指輪は一般的に婚約期間中にだけ着けるものと思われがちですが、実際にはそうしたルールはなく、日常的に身に着けても大丈夫です。
結婚式やパーティなどの華やかな席はもちろん、ご夫婦での週末のお出かけの際などにさらっと着けるのも素敵。Tシャツなどのカジュアルな装いに合わせて、アクセントとして楽しむケースも増えています。
中には繊細なジュエリーを普段使いするのは気が引ける…という方もいらっしゃるかもしれませんが、最近の婚約指輪は身に着けやすさに配慮したデザインが多いので過度に心配する必要はありません。「シルクの洋服」をイメージして日常に取り入れてみてください。
例えばファスナー付きのバックに手を入れる時は、ファスナーに婚約指輪がぶつからないようゆっくりと手を入れる。食事の際にカトラリーを持つ時も、婚約指輪と強くぶつからないようやさしく握る。繊細なシルクの洋服が破れないよう少し気を付けるように、何気ない動作を少し丁寧に。
婚約指輪と共に過ごす毎日の中で、そんな風にやわらかな所作が身に付いていくのも、きっと楽しみのひとつになるはずです。
実際に婚約指輪を普段使いしている人はどれくらいいるのでしょうか。ハナユメが行ったアンケート(※)によると「ほぼ着けることがない」と回答した方は16.1%のみ。定番のフォーマルな場や夫婦の記念日以外にも「休日など出かける時に着けている」が22.3%、さらに「毎日着けている」が15.2%という結果が出ています。
※出典元:ハナユメ結婚式準備ガイド
普段使いしやすいデザインを選びたいなら「どんなふうに婚約指輪を生活に取り入れたいか」を考えつつ、次のポイントに注目してみてください。
なお、職業柄指輪を身に着けることができない、指輪の装着感があまり好きではないという方には婚約ネックレスがおすすめです。婚約指輪に負けない、華やかなデザインがたくさん揃っています。
婚約指輪を普段使いする中で、ダイヤモンドの引っ掛かりを気にせず身に着けたい場合は、石座の低いデザインを選ぶと安心です。石座とは、婚約指輪中央のダイヤモンドがセットされた王冠のような部分。この石座が高いデザインであるほど、身に着けた際にダイヤモンドがせり出すように見えて、より大きく感じられますが、その分引っ掛かりが気になる方も多いようです。
石座の高さを抑えても、アームのデザインによってダイヤモンドを大きく見せることができます。シンプルなアームであればダイヤモンドの存在感が引き立ち、またメレダイヤモンドによる装飾や、ウェーブしたフォルムによって華やかさを演出したデザインもあります。石座の高さを抑えた婚約指輪を選ぶことで引っ掛かりを気にすることなく普段使いできるので、ダイヤモンドの輝きと上質感を日常の中で楽しめます。
婚約指輪は、ダイヤモンドの輝きを引き立てる「立て爪」のデザインが主流。ただ、やはり普段使いするには、立て爪の引っ掛かりが気になるという方もいらっしゃいます。引っ掛かりにくさを特に重視する場合は、ダイヤモンドを包み込むような爪のデザインの婚約指輪を選んでみてはいかがでしょうか。
爪留め以外の石留め技法として代表的なフクリン(覆輪)留めは、ダイヤモンドを地金で一周ぐるりと包んで留めます。引っ掛かりがないことに加え、モダンでシャープな佇まいでどのような装いにも合わせやすく、普段使いに適したデザインです。また、プラチナ素材のリングデザインを選んだ場合は、これによりダイヤモンドの大きさが強調されるのも嬉しいポイントです。
おしゃれをして出かける際はもちろんのこと、カジュアルスタイルの時にも婚約指輪を身に着けられるよう、お持ちの洋服に合わせやすいデザインを選ぶのもおすすめです。
「普段着る服は柄物か多いか、無地が多いか」「パンツスタイルか、スカート派か」「モノトーンか、カラフルな洋服が多いか」など、ご自身がよく身に着ける「普段の洋服」をイメージして、その姿にマッチする婚約指輪を考えてみてください。
例えば、装飾的で優雅なデザインの婚約指輪はファッションジュエリーとしても映えるので、女性らしいスカートスタイルのファッションに特に似合います。
また、ヘイローリングやエタニティリングなど、エレガントでクラシカルな指輪は、多くの女性の憧れ。現代風のアレンジを加えたデザインを選ぶと、より普段の装いに合わせやすくなります。また、あえて伝統的なデザインを選び、それに似合うコーディネートを考えてみるのも楽しそうです。
シンプルなソリティアリングは知的な印象。どのようなスタイルにもマッチするので普段使いしやすさは抜群です。
婚約指輪の色や素材を、お気に入りのネックレスやピアス等、すでにお持ちのジュエリーや腕時計・眼鏡に合わせて選んでみてはいかがでしょうか。セットジュエリーのように身に着けられるので、婚約指輪がよりいっそう普段使いしやすくなります。
中でもプラチナとゴールドの2種の金属を使用したコンビネーションリングは、プラチナの品格とゴールドの温かみを兼ね備えた佇まい。ゴールドジュエリーともプラチナジュエリーとも相性が良く、コーディネートしやすい指輪です。プラチナとピンクゴールドのコンビネーションでは、さらに優しい印象に。
またミルグレイン(地金に施した粒状の装飾)を取り入れたデザインの指輪は、同様にミルグレインの入った指輪やエタニティリングと重ね付けすると手元がクラシカルにまとまります。
婚約指輪は日常的に身に着けられる指輪ですが、マナーや衛生面から、着けるのを避けた方が良い場合もあります。シチュエーションに配慮した上で身に着けることで、婚約指輪は本来の美しさそのままに楽しむことができます。
・弔事の時
通夜や告別式などに参加する際は、華やかな貴金属を身に着けているとマナー違反となるので注意が必要です。婚約指輪は結婚指輪とは異なり、大きめのダイヤモンドが付いたデザインが多いため、弔事の厳かな雰囲気の中では浮いた印象になってしまう可能性があります。
・家事をする時・入浴時
料理や掃除など家事をする際には、衛生面から婚約指輪を外しておいた方が安心。指と指の間や、爪の周りなどは皮脂や汚れが溜まりやすく、また硬い調理道具を洗う時など、指輪が擦れたりぶつかって傷が付くことがあります。
入浴時も、石鹸類が指輪に付いて汚れや曇りの原因に。石鹸で指輪が抜けやすくなり紛失の恐れもあるので、水仕事や入浴の前には婚約指輪を外しておきましょう。
・育児をする時
婚約指輪にはダイヤモンドがあしらわれたデザインが多いため、赤ちゃんの柔らかな肌を傷つけてしまう可能性があります。
また、指輪の爪部分や指との隙間などには、目には見えない汚れが付いていることも。大人にとっては問題のないものでも、小さな子供はまだ免疫力が弱く、雑菌が体内に入ると具合が悪くなってしまう危険性があるので、育児をする際には婚約指輪を外しておきましょう。
・スポーツをする時、重いものを持つ時
激しい運動をするときや、引っ越しなどで手に負荷がかかる作業をする、そんな時には婚約指輪を身に着けないほうがベター。手に力が入るシーンで指輪を着けたままだと、変形や歪みが起こりやすくなります。
職場などでは業種や社風によって対応が異なる場合もあるので、状況に合わせて着けるか着けないかを決めるのがおすすめです。
婚約指輪はダイヤモンドが付いた特別感のあるデザインが多いため、このように少し取り扱いに注意が必要な場面もあります。しかし基本的には、シーンに合わせて洋服を選ぶように、TPOに合わせて身に着ければ問題はありません。必要な時には配慮しつつ、婚約指輪の普段使いを楽しんでみてください。
婚約指輪を普段使いしていると、どうしても少しずつ汚れが溜まっていきます。ダイヤモンドには親油性があり、身に着けてそのままにしておくと、汗や化粧品などが表面を濁りくもらせてしまいます。ダイヤモンドの付いた婚約指輪は一年に一度程度、綺麗にお手入れしましょう。
まず少量の中性洗剤とぬるま湯を混ぜ合わせたものに婚約指輪を浸け、柔らかな歯ブラシでこすり洗いします。特にダイヤモンドの裏側の汚れを落とすときれいになります。
地金を傷つけないように注意しながら磨き、頑固な汚れの場合には、洗剤を増やした液に一日浸けてから洗います。
その後きれいな水に交換し、リングについた洗剤をよくすすぎます。洗剤を洗い流したら、柔らかな布で水分を拭き取り、しっかりと乾かします。
婚約指輪をいつも美しい状態で普段使いするためにも、汚れに気付いたらこまめにメンテナンスをするようにしてみてください。
「普段気をつけていたのに気づいたら傷や汚れが気になってきた」そんな場合も、あわてなくて大丈夫。購入したブランドに持ち込んでプロのメンテナンスを受けましょう。
婚約指輪を選ぶ際に、アフターサービスの充実したブランドを選んでおくと、安心感が高まります。
ブリリアンス・プラスの婚約指輪は、3万個以上のダイヤモンドと60種類以上のデザインを組み合わせてセミオーダーするスタイル。お二人の想いのこもった、世界でたった一つの婚約指輪をお届けします。