結婚指輪はいつ買うべき?入籍前、入籍後?最適なタイミングの選び方
- 更新日:2023.08.29
「結婚してください!」という言葉とともに婚約指輪を渡す緊張のプロポーズの成功から、今度は二人の絆を日々感じられる結婚指輪選びが始まります。
婚約指輪はプロポーズをする方が一人で選ぶ場合が多いですが、結婚指輪は二人で話し合い、お互いの好みやライフスタイルを尊重したうえで、こだわりや想いを込めて選ぶもの。これから先、何十年と長く着けるのですから、二人が納得のいく結婚指輪を選びたいですよね。
ここでは、結婚指輪をいつまでに用意すればいいのか、購入のタイミングなどをご紹介します。
一つひとつ、丁寧につくられる結婚指輪。刻印を施したりデザインをオーダーしたりするなど、好みやこだわりを詰め込むには、ある程度の期間が必要です。二人の門出にベストな時期に身に着けられるよう、用意するまでに必要な期間を把握しておきましょう。
この記事の概要は…
結婚指輪を探し始めたばかりの方へ
目次
結婚指輪はプロポーズやご両親への結婚報告が終わってから、入籍や挙式などのイベントに間に合うよう買いに行くケースが多いです。しかし明確な決まりがあるわけではなく、入籍の前や後など、カップルによってそのタイミングは様々。お二人にとって最適な時期を検討することが必要になります。
結婚指輪が必要なイベントの日取りと納期から逆算し、購入するタイミングを検討しましょう。目標日の1ヶ月前には手元にあると、より安心です。また、こだわって選べるよう検討は早めに開始するのがおすすめ。全国調査(※)では検討開始は挙式の平均1年前となっています。遅くとも3〜6ヶ月前を目安に探し始められると良いでしょう。
それでは具体的にお二人にとって最適な、結婚指輪の購入時期を割り出していきましょう。
結婚指輪は、その製作方法に応じて納期に差があります。
すでに出来上がった結婚指輪を購入するケースです。当日持ち帰ることが可能な場合もありますが、指輪の内側に文字の刻印を希望したり、希望のリングサイズの用意がない場合は納期に時間がかかります。
デザインや幅などを指定して、受注生産をするケースです。ブリリアンス・プラスもこちらのスタイルを取っています。注文から完成まで、4週間は見ておきたいところです。
デザイナーと相談をしながら、リングデザインを一から決めていくケースです。デザインの決定までに1〜3ヶ月を要する場合もあるので、余裕を持ったスケジューリングが必要。デザインの話し合いから完成まで、6ヶ月以上はかかると考えておきましょう。
どのタイプの結婚指輪を購入するか決まっていない場合は、検討時期も含めて、少なくとも先ほどお伝えした3ヶ月〜6ヶ月、余裕があれば12ヶ月程度確保して動けると、心に余裕を持って準備を進められるはずです。
実際に結婚指輪をどの日に合わせて準備するかを決めます。結婚指輪が必要となる代表的なイベントは「挙式」「入籍日」「前撮りや写真撮影」「顔合わせの挨拶」の4つです。
結婚式では演出として結婚指輪の交換を行うケースが少なくないため、これに間に合うよう、結婚指輪を準備するカップルが多いようです。
婚姻届と結婚指輪を並べて写真に残したいなら、このタイミングに合わせて結婚指輪を用意しましょう。入籍日を思い入れのある日付けにしたい、こだわりたいというカップルも少なくないはず。まだ入籍日をいつにするか決めていないという場合は、下の記事も参考に、ぜひ愛着のわく日取りを検討してみてください。
結婚式の前に記念撮影をする前撮り。このタイミングに間に合うよう結婚指輪を用意しておけば、手元のカットを撮ることができます。作品を結婚式で使用したい場合は、式の2〜3ヶ月前に前撮りを行っておくと良いと言われています。
最近人気が高まっている、挙式を行わず記念撮影だけをする「フォトウェディング」でも、結婚指輪が用意できると、グッとムードある写真が撮れそうです。
両家顔合わせでは結納に倣って「婚約指輪のお披露目」を行うことがありますが、最近は婚約指輪を購入しないという選択をするカップルも。そこで、代わりに「結婚指輪のお披露目」をするケースがあります。
結婚式は予定していないけれど、両家の顔合わせや食事会は予定している。そんな場合にも、場を盛り上げてくれる結婚指輪のお披露目は、ぜひ検討してみたい演出です。
特にイベントは予定していないという方は、お互いのお誕生日や付き合い始めた記念日、縁起の良い日などを目標に結婚指輪を用意してみてもいいかもしれませんね。
一番気をつけたいのが「なんとなく買いそびれてしまう」ということ。バタバタしているうちに結婚生活が始まり、購入するタイミングを逃して後悔しているという声は、少なくありません。結婚指輪は指輪そのものだけでなく、二人で選ぶ時間もかけがえのない宝物になります。ぜひしっかり予定を立てて、結婚指輪選びに臨んでみてください。
カップルによってはプロポーズの後すぐに結婚指輪を買いに行くという場合もあるようです。確かに結婚指輪をいつ購入するかに決まりはありませんが、一般的に「ご両親への結婚報告で許可が降りて初めて、結婚が決まる」という見方をする方が多いということは、頭に入れておきたいところです。
結婚後に円満な関係を築くためにも、ご両親の気持ちや立場には、きちんと配慮しておきたいもの。
すでにお互いのご両親と仲が良く結婚の予定も伝わっている場合などを除き、基本的には両家のご両親への結婚報告が終わってから結婚指輪を買い行くことを徹底した方が、安心かもしれません。
結婚式本番に向けてダイエットを予定していたり、現在妊娠中の場合は、指のサイズが変動する可能性も考えると、いつ結婚指輪を買いに行くべきか悩ましいところですよね。
確かにダイエットによって指のサイズが小さくなる場合もあります。サイズの変化の有無やその程度は個人差に寄るところが大きく予想することは難しいですが、可能性を考慮し、将来的にサイズ直しができるデザインやブランドを選んでおくと安心感が高まります。
現在妊娠中で、出産を予定している場合はどうでしょうか。
妊娠初期で結婚指輪を作ると、指がむくみ出す中期には外すことになるものの、出産後にはそのまま身に着けることができます。ただし挙式や前撮りは体調の安定する妊娠中期に行うことが多いため、この時に結婚指輪を身に着けたり撮影したいという方は、中期にサイズを測り結婚指輪を作成し、出産後にサイズ直しをする流れになります。
現在妊娠後期の場合は、後期では指輪を外すよう病院から指導されることも多いため、出産後に落ち着いてから結婚指輪を購入しに行くのがおすすめです。
気に入ったデザインの結婚指輪の納期が思ったよりもかかってしまいそう…そんなケースもあるかもしれません。入籍や挙式の指輪交換に間に合わないからといって、一生ものの結婚指輪のデザインを妥協する必要はありません。
ここでは入籍や挙式に結婚指輪が間に合いそうにない時の対処方法をご紹介します。
式場やジュエリーショップによっては、仮のリングの貸し出しを行っているケースがあります。気になる方はプランナーやショップの担当スタッフに確認してみましょう。
既製品のファッションリングであれば、合うサイズの在庫があれば、購入してすぐに持ち帰ることができます。結婚指輪が無事に届いた後は、2本を重ね付けして楽しむのもいいかもしれませんね。
時計やネックレスなど、ペアで身に着けられるものを用意して代わりに使うカップルもいます。
結婚指輪を購入するタイミングを決めたら、次は実際に結婚指輪を買う準備を進めていきましょう。それぞれのステップで気をつけたい点などをご紹介します。
結婚指輪には様々なバリエーションがあります。デザインや素材、ダイヤモンドの有無など選択肢は想像以上に幅広いはず。下調べをせずにお店に足を運ぶと、迷ってしまい決められない可能性もあります。まずは基本的なデザインや選ぶポイントを事前に調べておくのがおすすめ。そしてお互いの好きなテイストなどを共有しておくと、結婚指輪選びがよりスムーズになります。
お好みのテイストなどを元にお店を決めていきます。ブライダルリング専門店の場合は予約優先の場合が多いので、時間に余裕がある日程でスケジュールを押さえ予約を入れましょう。結婚指輪は初来店のタイミングで購入しなければいけないわけではありませんので、気になるお店は何店舗でもまわり、じっくりと比較検討してください。
お店に足を運び二人の希望を伝え、結婚指輪を見せてもらいます。職場でも身に着けるのか、普段着はどんな系統なのかなど、ライフスタイルにまつわる情報を伝えると、よりお二人にマッチするデザインを提案してくれます。過去にジュエリーショップに足を運ぶ経験があまりなかった場合、緊張してしまうかもしれませんが、お店のスタッフはお二人が満足行く結婚指輪を選べることを何よりも願っているはずです。遠慮せず不明点を相談し、試着も積極的にしてください。
気に入った結婚指輪が決まったら、指輪の内側の刻印の有無やその内容などを決め、成約となります。結婚指輪の支払いをお二人のどちらが行うかに決まりはなく、最近では贈り合うという意味を込めてお互いの結婚指輪の金額を支払ったり、割り勘をするケースが増えているようです。
ついに完成した結婚指輪を受け取ります。当日持ち帰りが可能な場合以外は、後日再度来店するか、自宅等へ郵送してもらい受け取ります。刻印をした場合は特に、仕上がりに問題がないか念入りに確認をしましょう。
結婚指輪を探す時間をはじめ、結婚の準備は、時に大変に感じるかもしれません。しかし、振り返れば、そのときにしか味わえない、喜びに満ちた時間でもあります。どうぞ楽しみながら、納得のいく結婚指輪を見つけてくださいね。
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