婚約指輪(エンゲージリング)は必要ない?
- 更新日:2023.07.25
以前はほとんどの人が結婚の時に婚約指輪を贈っていましたが、年々購入する人が減ってきています。価値観の多様化、費用面など様々な理由から「いらない」「必要ない」という選択をするカップルも増えているようです。実際のところ、女性の本音はどうなのでしょうか?婚約指輪はいらない、必要ないと判断したカップルの理由も詳しく調べてみました。
プロポーズを考え始めたばかりの方へ
ブライダル情報サイト「みんなのウェディング」が行った「指輪に関する調査」では、婚約指輪あり 69.0%、婚約指輪なし 31.0% という結果があり、「いらない」「必要ない」という選択をするカップルがいる中、今でも約7割のカップルは婚約指輪を購入しているようです。
婚約指輪は必要なし、いらないというの人の意見としては、「結婚式や新生活の準備に費用を使ったから」とする費用面を危惧したり、「結婚までの短い期間のために、高額のアクセサリーを身に付けるのはもったいない」と婚約期間しかつける必要がないからいらないと勘違いをしていたり(実際は結婚後も活躍できる一生の宝物です)、「結婚後あまり使う機会がないので必要がない」、「仕事場でつけられないからいらない」とする実用面の理由などがあり、婚約指輪は必要性が低いのでいらないという考えに至るようです。
※参考データ:「みんなのウェディング」調べ (2016年10月25日~2016年11月11日)
いらない、必要ないという選択は必ずしも気持ちの問題だけではありません。
結婚は、結納、結婚式、新婚旅行、さらに新生活のための引越しや家具の新調など、想像以上にお金がかかるもの。男性が学生や若く駆け出しの社会人の場合はもちろん、そうでなく女性から遠慮して婚約指輪はいらない、必要ないと言ってしまうケースも多いでしょう。
しかし、その時は婚約指輪は必要ないしいらないと思っても、後に後悔している女性もいるようです。
「いらないと思っていたが、婚約指輪は記念日や子どもの入学式など特別な日につける方が多く、他の女性がしているのを見て羨ましく思った」「結婚して家族ができると、車や家にお金を使い自分のものが買えない」など、結婚して時が経つと環境の変化もあり、いらない、必要ないと思っていた当時と気持ちが変わることもあります。「婚約指輪はいらないなんて言わず、もらっておけばよかった」と思うこともあるかもしれませんね。
結婚した当時は、若くお金もなかったため婚約指輪を購入できなかったけど、数年経って生活も安定したあとに、結婚周年のお祝いを兼ねて念願の婚約指輪をお買い求めにご来店になるカップルも少なくありません。お子様とご一緒に指輪を選ぶ幸せそうな姿に思わず頬がゆるみます。
リクルート社の「ゼクシィ 結婚トレンド調査2015」調べによると、結婚を決めた当時の婚約指輪に対する考え方は、「昔から憧れていた」が46%で最も高く、「婚約の証としてつけていたい」「婚約指輪にお金をかけるのはもったいない」がともに31%、「高額なものをもらうのは申し訳ない」が27%と続きます。この結果からも、やはり今でも多くの女性は婚約指輪はいらないものではなく憧れで、必要と思っているようです。
女性の中には、好きな男性に遠慮をし本音を隠して婚約指輪はいらないという人もいるでしょう。しかし、お二人の結婚生活は永いもの。これから始まる生活のために、婚約指輪の必要性についても二人で話すこともいいかもしれませんが、必要ないからいらないと言う彼女の本当の気持ちを探り、気遣う男性の甲斐性も必要かもしれません。そんな男気も時にはとっても大切ですね。
婚約指輪は結婚後も身に付けられる一生の宝物です。必要なし・いらないと決めつけずに、これからの指輪のある生活について考えてみてください。今はいらない、必要ないと思っていても、将来もらっておけばよかったと思うことがあるかもしれません。
婚約指輪の購入を迷っている方、必要性を考えていらないと言ってしまったけど本当は欲しいと思っている方。婚約指輪が必要な理由は人それぞれです。後悔が残らないためにも、是非一度検討してみてください。
彼女のリングサイズやデザインの好みが分からなくても大丈夫。プロポーズでダイヤモンドを贈り、デザインは後から二人で選ぶ。新しい婚約指輪の形です。