我が家の味を育てる。夫婦でつくる手作りお味噌
- 更新日:2021.09.22
この記事の概要は…
前回、「夫婦で作る恵方巻レシピ」でお世話になった料理家の榎本美沙さんが主催するお味噌作りに夫婦で参加してきました。
お味噌作りは私たち夫婦ともにはじめての体験。
私たちにもできるのか、不安と期待で心がいっぱいになりながら、会場となる榎本さんのお宅へ向かいました。
出迎えてくれた、榎本さんご夫婦はとても素敵な方!
会場も暖かな日差しが入るとてもステキな空間で、気がつくと不安は消え、これから始まるお味噌作りに期待と楽しみで心が満たされていました。
参加メンバーが揃い、いよいよお味噌作り教室のスタートです。
まずは、お味噌について興味深いお話をいただき、お味噌作りのイロハを勉強。普段、当たり前のように身近に存在している味噌、改めて味噌のことを知ると、とても素敵な食材であることを再認識できました。
味噌は医者いらず、美容と健康にとてもいい食べ物。戦国時代のかの武将たちも、お米と並び重宝していたそうで、徳川家康が75歳まで生きたのも、毎日、味噌汁を食べていたからだそうです。
材料は、大豆と麹とお塩のみ。
茹でた大豆を、ジップ付きの袋に入れ、ひたすら手のひらで細かく、大豆を潰していきます。
これがなんとも、楽しい作業!
美味しく出来るように、気持ちを込めて、ギュギュとリズムよく繰り返し繰り返し潰していきます。
妻は力がないので、ある程度潰れてきたら交換して妻の分まで潰していきます。
大豆が細かく潰れたら、次に米麹(米に麹菌を接種して培養したもの)を混ぜ合わせていきます。この米麹が大豆を栄養素にして発酵し、旨味や甘みを生成、おいしいお味噌がつくられるそうです。
この工程から、素手で行います。
肌にいる常在菌の関係で、作る人によって味噌の味も変わるそう。妻と僕の味噌はどんな味の違いが出るか楽しみです。
満遍なく大豆と米麹が混ざったら、大豆の煮汁を追加して、なんどもなんども捏ねていきます。
5分ほど捏ねて滑らかになってきたら、空気が入らないよう平らにのばしたら完成です。
気がつくと少し汗をかいているくらいの運動量で、達成感もあり清々しい気分に。想像していたような難しい工程はなく、とても手軽に作ることができました。
できたらすぐに食べたい気持ちになりますが、味噌は熟成するまでには、半年間かかります。
とても、待ち遠しい…
しかし、夫婦で作るお味噌作りはとても楽しく、どんな味に仕上がるか、半年後の楽しみができてお互いにとても有意義な時間を過ごすことができました。
お味噌作りのあとは楽しいお食事会。
味噌や塩麹を味付けとした榎本さんの作る最高に美味しいご飯を参加者のみんなで味わいました。
ステキな人たちに囲まれながらの、はじめての味噌作り。初めは自分に作れるか不安でしたが、優しく丁寧に教えていただき、とても楽しい時間となりました。
触れて、聞いて、見て、嗅いで、味わって、五感でお味噌を感じられた1日でした。
教室からの帰り道。
2人で作った味噌をリュックに抱え、半年後の味を想像しながら、あれだこれだと話を弾ませながら、素敵な夫婦の時間を過ごせた充実感でいっぱいでした。
榎本美沙
料理家(調理師/発酵マイスター)
「季節の手仕事・季節の料理」を忙しい人にも気軽にをモットーにしたレシピ開発。
広告会社勤務の傍ら、夫婦で一緒に料理を作るレシピ紹介サイト「ふたりごはん」を開設。
その後、調理師学校を卒業し独立。
主に「旬野菜、発酵の手軽料理」などの領域で、雑誌やWEBへのレシピ提供、企業のレシピ開発、料理教室、イベント出演などを行う。
婚約指輪は60種類以上のデザインと3万個以上のダイヤ、結婚指輪は90種類以上のデザインと好みのリング幅などを組み合わせてセミオーダー。他の誰でもない、あなたらしさの詰まった、暮らしになじむジュエリーをお届けします。